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2023.12.04

【アウトドアの新たな価値を社会に提供】快適なキャンプ空間で「チーム」と「セルフ」を学ぶ宿泊型研修

i-nacでは20234月より妙高キャンパスにて、
i-nacも所属するNSGグループの様々な専門学校に向けて、研修プログラムの提供を始めました。

学生一人一人が主体的に学び、仲間と充実した学校生活を送るために必要な人間力を育成する研修プログラムとなっています。
これまで、美容や医療、ファッションをはじめ、スポーツまで様々な専門分野を網羅する23117学科2300人以上の学生を受け入れてきました。


誰でも参加できる「半アウトドア」の研修環境

 

■参加学生と引率教員のアンケート結果

これまで受け入れてきた23117学科2356名の参加者を対象としたアンケートでは、プログラム満足割合88%(図1左)、スタッフ安心割合92%(図1右)となり、プログラム自体およびファシリテーターともに評価が高い、結果を得ています。


1 参加学生アンケート:スタッフ安心(左)、プログラム満足(右)

 

参加学生のコメントでも、「チーム」と「セルフ」に関する気づきや学びの多い時間、そして小さな成功体験となった内容がみられました。

 

【参加学生のコメント】

●今までほとんど話したことのなかった人達とのチーム活動だったので、最初は緊張していましたが、みんなが受け入れてくれたのでとても居心地よかったです。
●研修講師の先生方の丁寧な説明や、場を和ませてくれたりと、必要なことは自分たちがする環境デザイン等、学びとしてとても良かったと思います。そのおかげもあり、楽しくでも真剣に取り組むことが出来ました。ありがとうございました。

 

【引率教員のコメント】

●指導者の方々の絶妙な学生との距離の取り方が非常に素晴らしかったです。踏み込みすぎず、しかししっかりと心を掴みにいくという関わり方がよかったです。
●自分を知ること、友達とつながること、友達と関わりながら様々な形で力を発揮することを段階的に経験し、そこから達成感や充実感、喜びを感じることができました。このことを日常の学生生活に活かしたり、自身の人間力を高めるポイントをつかむことができる研修でした。

 

■研修プログラムの内容

i-nacのキャンパス内キャンプ場で、校舎施設とSnowPeak製のテント・タープを活用した「半アウトドア環境(誰でも自然環境のメリットを安心・安全に享受できる研修環境)」で実施。
本研修は、キャンプ活動を主体としたアウトドアの直接的な共同体験と不便益がもたらす「不便だからこそ人と人の関わり代(プロセス)が増える」仕組みをベースにデザインしています。

VUCA時代に求められる人間力を育成する12日のプログラムとして、
「伝え合う、受け止めあうこと」「仲間と協働すること」の実体験とセルフ/チームリフレクション(内省)にチャレンジします。
具体的な研修目的は、各専門学校からのオーダーに応じて、柔軟にカスタマイズしています(後述の図2右 参照)。
宿泊は、キャンパス内の研修宿泊棟に個室を用意しているほか、希望者はテント泊も選択できます。
チーム活動では、812人ほどのグループに分かれ、それぞれにファシリテーターが付き、気づきや学びの促進と安全管理を行いました。

 

【チーム活動①】 自己紹介とアイスブレイク

参加学生の皆さんに、チームメンバーと研修環境に慣れていただくために、季節や天候に応じてタープの下や校舎の中で小グループでの自己紹介をはじめ、自然と笑顔が生まれてコミュニケーションがとれるアイスブレイクワークを実施しています。


小グループでの自己紹介の様子

 

【チーム活動②】 野外調理

本研修初日のメイン活動として、メニューが決まっていない設定の下、限られた食材でどんな料理が作れそうなのか、メンバーの苦手な食材はあるのか、メニューも使う食材も参加者が話し合って決めていく課題にチャレンジします。

参加学生からは、「最初のメニューを決める段階が一番苦労した」「それぞれ声を掛け合おうって言えばよかったと思った」など葛藤を感じる声や、「自分たちでアイディアを出し合って作ったから今までのキャンプで一番おいしかった」「チーム全員で協力して作った夕飯はとてもおいしかったです」といった達成感の声が聞かれました。


みんなでいただきます!

 

【チーム活動③】 たき火トーク

各チームでたき火を囲み、どうしてこの業界を選んだのか、将来どんな進路を目指しているのかなどの想い溢れる話から、恋の悩みや怖い話まで、チーム状況に合わせて多様なテーマで語り合い、時間の許すかぎり交流を楽しみます。
建築系専門学校の参加学生からのコメントでは、「彼の建築士を目指す理由がおばあちゃんのためっていう普段の言動からは想像できないような温かい理由を聞くことができた」「この学校に来た理由を初めて聞くことができてよかった」などメンバーの新しい一面を知る機会を通して、「伝え合う、受け止めあうこと」の成功体験となったようでした。


たき火トークの様子

 

【チーム活動④】 課題解決型オリエンテーリング

2日目、各チームで妙高キャンパス内に仕掛けられた課題の達成にチャレンジします。

校舎内のクライミングウォールを活用した課題や、目隠し、二人三脚、全員がロープで繋がるといった移動の制約、「声が出なくなる」カードといったコミュニケーションを阻害する仕掛けを通して、様々な状況下で「伝え合う、受け止めあう」「仲間との協働」の実践を繰り返します。


目隠しをして課題に取り組む様子

 

【チーム活動⑤】 2日間のふりかえり

2日間どんなことを感じ想い過ごしていたのか、ふりかえりシートに記入し、数名ごとの小グループや全体で分かちあいます。


ふりかえりシート記入の様子

 

■これまでの受入実績

今年4月から10月末の期間で23117学科2,356人(※文末の「2023年4月~10月の研修受入実績」参照)、
61回の研修の受け入れ実績を得ました。(図2左)

実施前には、担当の先生に研修の目的や現状感じている課題、期待する効果などをヒアリングしました。(図2右)また、参加学生には事前にMBTIMyers-Briggs Type Indicator)性格診断テストをオンラインで実施してもらい、これらの情報に応じて課題の難易度やチーム編成を調整し、個別最適を実現したプログラムを提供しています。


2 20234月~10月の研修受入実績(左)、事前に確認した研修の目的(右)

 

当校では、「自然の恵みをすべての人に」を学校理念として掲げており、SDGsの理念である「だれ一人取り残さない」を自然体験や野遊びの分野で実現することを目指しています。
その取り組みの一つとして、普段自然から離れた生活をしている方にも、日常に近い身近な場所で自然体験ができる機会を、より多様なカタチで提供する必要があると考えております。
今後もi-nacでは、自然体験やアウトドアの持つ価値を必要な方々に届けていけるよう、従来型の枠組みにない企画や事業を行ってまいります。

 

楽しい!という体験だけではない
アウトドアの新しい価値がこれからの社会にもたらすものに期待が膨らみますね!

 

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